
| JR大宮駅前他、埼玉県内に4店舗を構える美容室「Lecoeur(ルクール)」。 20代の頃から数々のコンテストに入賞し、29歳で独立。雑誌「明星ヘアカタログ」では アイドル達のスタイリングも手がけるなど、技術に定評のある同店のオーナー森孝司氏に、 三矢のモデルウィッグ「東京チャーム」への評価についてうかがった。 |
今回は、美容室「Lecoeur」大宮店に、オーナーである森孝司さんをお訪ねしました。
森さんは数々のコンテストにチャレンジし始めた20代の頃から三矢のモデルウィッグ「東京チャーム」を
お使いとのことです。また、最近では社員研修にもご利用いただいています。
森さんが「東京チャーム」を選んだ理由について、じっくりお話をうかがいたいと思います。
— 森さんがよくお使いなのは三矢のモデルウィッグ「東京チャーム」のどのタイプのものですか。
No.5とNo.55です。
本来はカット専用のウィッグなのです。三矢さんには叱られるかもしれませんが、カットの練習だけでなく、アップとか、パーマ、カラーにも使っています。髪の質と量が気に入っています。
人毛の質の悪いものだと、パーマやカラーなど薬品を使った練習にはとても耐えられません。
その点、「東京チャーム」は良質なので、多少の無理が利く。懐の大きいウィッグといえます。
— 今までいろいろな会社のモデルウィッグをお使いだと思います。そもそも、ウィッグ選びにこだわり始めたきっかけは何ですか。
ウィッグを自分で買う機会が増えて、ウィッグの料金や質を気にするようになったことがきっかけです。コンテストに出るようになったり、人に教えるようになったりしたことで、モデルウィッグを使う機会が増えたのです。美容学校の生徒時代には、自分がどこのメーカーのウィッグを使っているのかも知らず、まったく関心がありませんでした。
でも、各社のウィッグの違いに興味を持ってからは、積極的に自分からディーラーに商品名を指定して、買ってみるようになりました。口コミで良いと言われたものは必ず取り寄せています。もう何十種類も試してきました。
— そんなにたくさん試されたのはなぜですか。
私が納得できるクオリティーのものになかなか出会えなかったからです。
髪の質が悪かったり、ネープ(えりあし)の毛量が少なかったり…。
また、品質と価格のバランスのよいものを求めて、常に新しいものもチェックしています。
— 「東京チャーム」とはどのように出会われたのですか。
美容院に勤務していた時代に、当時マスコミでよく取り上げられていた、ある有名美容院主催の勉強会があったのです。いろんな美容院から美容師が集まって、技術を向上させるための講習が行われていました。そのとき使われていたのが、「東京チャーム」でした。時代の最先端を行く美容室の第一人者が使っていたという実績を買って私も使ってみることにしました。
— 沢山のウィッグを試してこられた森さんが、最終的に「東京チャーム」を選んだ理由をお聞かせください。
三つあります。
まず、人毛の質が良いこと。
次に、頭の大きさが2種類あるのがいい。
そして、値段と品質のバランスがよいことです。
— 人毛の質が良いとどんなメリットがあるのですか。
より生の人間に近い状態の髪で練習できるということが最大のメリットです。
まず、質のよいものと悪いものでは手触りがまったく違いますね。質の悪いものはガサガサしています。全体もツーンした硬い感じです。さらにカットしたときのハサミの入る感触や、断面も違います。質の悪い髪をカットすると、ストレートパーマした髪を切ったときの毛先のようなガサッとしたラインになってしまうのです。
また、毛の質が良ければきれいに巻けるし、ナチュラル感が出せます。
カラーリングの色の出方も違います。熱処理された髪の毛で、たんぱく質が変性し、表面がデコボコしていれば、計算どおりの色が出せません。
特にコンテストの練習をする場合には、質の悪い髪では仕上がりの風合いがうまく出せないので本番に生かすことができません。これでは困ります。
美容師は手で触れて、目で確認しながら、技術を体得していくものです。だから、より人間に近い人毛で練習するのが理想です。いくら「人毛100%」とうたってあっても、熱処理の施された質の悪い髪では、本当の意味の練習にならないのです。
— 頭の大きさが2種類あるとはどういうことなのですか。
私がよく使う「東京チャーム」のモデルウィッグに、No.5とNo.55があります。
No.5は初心者向けトレーニング用に作られているので、慣れない人にも使いやすいよう少し小さめです。それに対し、No.55はプロ用。人間の頭と同じくらいの大きさに作られています。
カラーリングでは、染め具合を見るのにタイムを計ります。
パーマでは、ロットの本数を頭のサイズによって決めます。
そういう練習は人間と同じくらいの大きさのものでないと、やっても意味がありません。
また、それぞれのお客様の頭の大きさによっても、そういったタイムやロットの本数が変わってくるわけです。そういった個々の違いを体験によって学ぶために、2つのサイズがあるというのは大変意味があることなのです。
— 価格と品質のバランスが良いとはどういうことですか。
「東京チャーム」は品質にムラがありません。三矢の製品は、エクステひとつ取っても、きれいに整っています。
モデルウィッグというのは、1ダース単位で購入するのですが、他社では1ダースの中での品質にばらつきがあります。中には、顔に髪の毛が張り付いていたり、髪の植え方が地肌にべったり張り付いていたりするものも見かけます。「東京チャーム」のウィッグは顔のメイクには多少ばらつきが見られるものの、大切な髪の部分で問題があるということは、まずありません。
ハイクオリティーでありながら、価格的にはリーズナブルです。トータルに見てバランスが良い点が気に入っています。
— これからモデルウィッグを購入される方へのアドバイスをお願いします。
ひとことでいえば、より人間に近いモデルウィッグを選ぶべきだと思います。
練習するときに、より人の頭に近いウィッグを使うことによって、自分の技術が上がるからです。
チェックポイントは以下の3点です。
まず、ひとつめは髪の質のよいもの。
ブラシやこてを使うとき、熱処理されているウィッグだとガサガサして、からまったり、きれいに流れなかったりするので、最初から質のよいものを使ったほうがいいです。
二つ目は髪の植え方が人間に近いもの。
植え方も、髪の毛が地肌に貼りついていたり、バラバラだったりすると、せっかく練習しても、良いものに仕上がりません。細かくスタイルにこだわって練習できるものを使ったほうがいいと思います。
三つ目は頭の大きさが人間に近いもの。
値段が安いからいいと思って買ってみると、予想外にウィッグの頭が小さいことがあります。
これでは、練習するときに本番の感覚がつかめない。カットの手さばきの練習だけなら、それでもかまいませんが。ウィッグを選ぶときにも、何を練習するのか考えて、料金と自分のニーズのバランスが良いものを選ぶといいですね。
— 「東京チャーム」をどんな方たちへ勧めたいですか。
一流のプロを目指す人たちに勧めたいと思います。
ひとり1ヶ月に1体モデルウィッグを使ったとして、3~4スタイルは練習が出来ます。この練習は早いほうがいい。ひとりで月に1~2体は使って、3~4年は練習をしてください。美容学校を卒業したらすぐ、プロとしての練習を始めるべきだと思います。
そして、練習用のウィッグも自分で選んで、こだわってみてほしい。
スタイルにこだわる人に「東京チャーム」を勧めます。
— 最後に、株式会社三矢へ今後期待することがありましたらお願いします。
このままの安定した質の高さとリースナブルな価格を維持していただきたいと思います。
欲を言えば、後頭部のトップから流れる毛が、あと10~15cm長いと理想的ですね。そのほうが、創れるヘアスタイルのバリエーションがより拡がると思います。コストパフォーマンスもさらに上がりますね。
三矢さんは良心的な会社だと思います。良いものを提供してくれる会社がしあわせになれる社会が来るといい。一緒にそういう社会を作っていきたいですね。