世界的な原毛の高騰を乗り越えて
今まで弊社では、良質な原毛を使ったレッスン・ウィッグをリーズナブルな価格で安定供給するため、主に中国の業者と取引をしてきました。ところが、中国の経済成長の伸びに従って、今までの条件での取引が成立しなくなり、原毛が値上がりし始めたのはみなさまもご存じのことと思います。
そのため一昨年、弊社ウィッグの生産数が受注数に追いつかない事態に陥り、お 客様にご迷惑・ご心配をおかけしましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
そんな状況の中、昨年夏にはアメリカで起こったサププライム・ローン問題がウィ ッグ業界にも思わぬ波紋を投げかけたのです。ファッション・ウィッグの最大の市場であるアメリカが、サブプライム・ローンによる経済的な打撃を受けた。このことにより、アメリカではクレジット・カードが使えなくなり、混乱が起こりました。
そのため、消費者たちが高価なものの購入を控えるようになり、ロングヘアーのウィッグの需要が激減したのです。これにともなって、原毛供給会社も短い原毛を中心に 取引するようになってきました。またも原毛の価格の実質的な引き上げが行われたのです。
しかし、中国からの供給が減ったと言っても、やはりレッスン・ウィッグに使用される原毛は中国産です。中国産の人毛は太さ・コシの強さから言っても、十分に美容師たちの練習台として耐えられる条件を備えており、これに代わるものはありませ ん。
弊社には、現役の理容師・美容師さんから理美容学校の学生さんに至るまで、理美容にたずさわる方たちが確かな技術を身につけるためのお手伝いをさせていただくという基本理念があります。ですから、質の良いものを安価で提供したいのです。そのために は、たとえ世界的な原毛の高騰が背景にあろうとも、企業努力でそれを乗り越えていくつもりです。そのための工夫を凝らしたニューモデルもまもなく登場いたしますので、三矢の心意気をどうぞお手に取って確かめてください。
(2009.02.26)
社長プロフィール
氏名:小出秀子
東京都出身
生家の家業であった日本髪業を手伝う。その後、ヘアーピース・洋かつら製造販売よりスタート。良質な人毛のみを使ってかつら制作のノウハウを活かし、1976年に株式会社東京スマイルを設立。
理容向けモデルウィッグの世界に新規参入する。1997年、ブランド「東京チャーム」を発売。同時に社名を株式会社三矢と改める。開業以来、より質の高い原毛を求めて、次代をになう理・美容家たちの育成を助けるべく、その情熱を注いでいる。
エントリー記事一覧
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